調理家電(コーヒー)

ツインバード/CM-D457|味にこだわる全自動コーヒーメーカー

調理家電(コーヒー)
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この記事について

 毎日のようにコーヒーメーカーを使用している僕が、ツインバードのコーヒーメーカーを使用した正直な感想をお伝えします。

筆者について

 シロカのコーヒーメーカー「カフェばこ」で初めて全自動コーヒーメーカーを使い始める。その後発売された「カフェばこPRO」を4年以上使用。2026年に「カフェばこPRO」の故障により「CM-D457」を購入。

 このコーヒーメーカーはこのような方におすすめです。

  • 毎朝のコーヒータイムを余裕をもっておいしいコーヒーで過ごしたい
  • 全自動の手軽さは欲しいけれど、味に妥協はしたくない
  • 豆や水の分量はこだわりたい

 最低限のこだわりを維持しつつ、自動化できるところは楽をする、自動化しても味にこだわりたいという方におすすめです。

ツインバードのコーヒーメーカー「CM-D457」とは

ツインバードのコーヒーメーカーについて

ツインバード製コーヒーメーカーCM-D457の外観
コーヒーメーカーの外観

 ツインバードのコーヒーメーカーは、コーヒー界のレジェンド「田口護」氏が監修しており、「世界一のコーヒーメーカー」を目指して開発されています。

 人気も高く、SNSやテレビでもよく見ます。機能面やデザイン面が評価されており、2019年にグッドデザイン賞を受賞しているんです。

 ドリップ式の全自動コーヒーメーカーで、豆を挽くところからコーヒーを淹れるまでの一通りの作業を行うことができます。

 同じタイプのコーヒーメーカーの中では、価格が高めで、こだわりが詰まっているので、この記事で紹介していきます。

 コーヒーを淹れられる量でラインナップされており、、3杯用「CM-D457」と6杯用「CM-D465」があります。

 今回は「CM-D457B」についてレビューしていきます。末番のBは黒色を示しています。

メーカー「ツインバード」について

 みなさんは「株式会社ツインバード」をご存じでしょうか。

 僕は一人暮らしの時に使用していた家電がツインバード製だったので知っていたのですが、ご存じない方もいるかと思います。

 僕が一人暮らしの時に使用していたことからもわかるように、ツインバード(前、ツインバード工業)は廉価品の家電製品のイメージがあります。

 一方で、最近では今回ご紹介するコーヒーメーカーや「匠シリーズ」など、高品質で唯一無二な製品が開発されており、勢いのあるメーカーです。

 2026年2月の決算では89.9億円の売り上げで減収・減益となっています。

 しかし、内容を確認すると苦戦しているのは家電製品であり、調理家電の売り上げはここ3年で伸びています。

 コーヒーメーカーや匠シリーズが人気であることがうかがえます。

ツインバード製コーヒーメーカーの基本仕様

 表で基本仕様を確認してみましょう。

項目CM-D457CM-D465
杯数3杯(450 mL)6杯(900 mL)
寸法[幅W×奥行D×高さH]約160×335×360 mm約160×335×425 mm
消費電力610 W800 W
電源コード1.4 m1.4 m
参考価格41,800円48,880円

 6杯用のCM-D465の方が、ガラスサーバーが6杯用に大きくなっていることもあり、高くなっています。

 家族でコーヒーをよく飲む方や、来客が多い方は、6杯用のCM-D465も検討してみてください。

 価格帯は全自動コーヒーメーカーの中では比較的高めに位置しています。例えば、NC-A58-K(パナソニック製)は19,800円で購入できます。

 なるべく安くコーヒーメーカーを購入したいという方よりも、おいしいコーヒーを自宅で手軽に淹れたいという方に向いています。

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ツインバード製コーヒーメーカーのポイント

 こだわりが詰まっているコーヒーメーカーですが、代表的なポイントを確認しましょう。

ミル

CM-D457に使用されているミル
使用されているミル

 ミルはコーヒー豆を挽いて粉にする部品です。

 ミルがコーヒー豆を挽くときに摩擦熱が発生するのですが、この熱によってコーヒー豆が加熱されると、コーヒーの風味が落ちることがあります。

 また、粉の大きさが違うと抽出にばらつきが出ます。

 まとめると、ミルには下記の性能が求められます。

  • 低温で豆を挽くこと
  • 均一な粒度にそろえること

 このコーヒーメーカーは、独自設計の低速臼式ミルを採用することによって上記を満たすミルになっており、コーヒー豆のポテンシャルを引き出します。

CM-D54のミルのユニット
ミルのユニットは簡単に取り外すことができるため、メンテナンスも簡単

ドリップ

 ハンドドリップを再現するように工夫がされています。

 ハンドドリップをするときに、コーヒー豆にお湯をしみこませる「蒸らし」という工程があるのですが、淹れるコーヒーの量によって蒸らし時間を調節することができます。

 また、6方向からお湯が注がれて、まんべんなくお湯がいきわたるような設計になっています。ハンドドリップでお湯を回しながらかけるようなイメージです。

味にこだわりたい、ワンランク上の全自動式コーヒーメーカーです。

参考:ツインバードウェブサイト https://www.twinbird.jp/

  :グッドデザイン賞ウェブサイト https://www.g-mark.org/gallery/winners/9e08e88d-803d-11ed-af7e-0242ac130002

実際に「CM-D457」を使用した感想

 実際に使用した感想を、おすすめの点・気になる点の観点から紹介します。

「CM-D457」のおすすめの点

 まずはおすすめの点をご紹介します。

リアルなドリップ体験

CM-D457のドリップの様子
ドリップの様子

  コーヒーメーカー本体とサーバーの間に空間があることがこのコーヒーメーカーの最大の外観的特徴だと感じます。

 この特徴によって、豆が挽かれてフィルターの中に落ちていく様子や、ドリップしている様子を見ることができます。

 さらに、空間があることで、工程が進むにつれてコーヒーの香りが強くなっていきます

直感的にわかりやすいトグルスイッチ

CM-D45の操作部の様子
操作部

 液晶画面がありませんが、トグルスイッチにより選択肢が一目でわかります。

 トグルスイッチの操作感は心地良く感じ、カチカチと触りたくなります。

 【スイッチの説明】

MENU(左)

コーヒーの淹れ方を選択できます。

  • コーヒー豆を挽くところからはじめる。
  • コーヒーの粉にドリップするところからはじめる。
  • ミルのみ使用する
抽出温度(左から2番目)

抽出温度を設定できます。

  • 83℃:バランスの取れたおいしいコーヒーを淹れることができるおすすめの温度です。
  • 90℃:苦みが強いストロングなコーヒーを淹れることができる温度です。
杯数(左から3番目)

コーヒーを淹れる杯数を指定することで、蒸らし時間を調節できます。

メンテナンス(右)

メンテナンス用のボタンです。

  • タンク内に残った水をすべて排出します。
  • タンク内の水を加熱します。
  • ミル部分のカバーを開きます。

 僕の主観的な感想になりますが、味は濃い目に抽出される印象があります。

 細かい調整はコーヒー豆や水の量で調節できるので、お気に入りの配合が見つかるとおいしいコーヒーが淹れられます。

 僕は、少し水を多めに入れています。

「CM-D457」の気になる点

 次に、気になる点をご紹介します。

シンプルな機能

 豆や水の量を自動で計測してくれる「自動計測機能」や、設定した時間にコーヒーを淹れてくれる「タイマー機能」などの付加機能がありません

 そのため、豆や水はコーヒーを淹れるたびに、計測してセットする必要があります。裏を返せば、豆や水の量を自分で微調整することができます。

 手軽さを重視する方にはデメリットですが、コーヒーメーカーを使っても丁寧にコーヒーを淹れたい方には大きなデメリットにはなりません。

 ※セットしたコーヒー豆や水は、1回の抽出で全て使用します。

固定式のタンク

CM-D457のタンク部分の様子
タンク部分

 タンクが本体と一体になっているので、タンクを蛇口までもっていって給水することができません。その代わりに、サーバーを使用して給水します。

 また、水道で洗うことができません。コーヒーを淹れるたびに高温になるので、菌は繁殖しにくいとは思いますが、使用後に付着する水滴が気になります。

 使用後には水滴を拭き取ったほうが衛生的に使用できると思います。

 また、メンテナンスボタンでタンク内の水を加熱する機能もついているので、加熱殺菌することもできます。

付加機能はなく、シンプルにおいしいコーヒーを淹れることに全振りしたコーヒーメーカーです。

「CM-D457」を使用する様子

 まずは、サーバーの目盛りに合わせて水を計ります。正確に計りたい場合は、「はかり」を使用してください。

CM-D457のサーバーに水を入れて計る様子
サーバーに水を入れた様子

 上部のふたを外して、タンク部分に水を入れます。

CM-D45の上部
上部の様子
CM-D45に水を入れた様子
タンクに水を入れた様子

 次に、コーヒー豆をセットします。計測は付属のカップでできますが、こちらも正確に計りたい場合は、「はかり」を使用してください。

CM-D45に付属のカップ
付属のカップでコーヒー豆を計測
CM-D45の豆の投入口
豆の投入口

 このように、サーバーとカップで大まかに計測ができるため、専用の機器をそろえる必要はありません。

また、一度の抽出でコーヒー豆と水をすべて使うので、お好みの分量を探してみてください。

 水とコーヒー豆のセットが終わったら、サーバーにフィルターをセットします。サーバーにふたをして、ドリップのユニットを上に載せます。

CM-D45のサーバー一式
サーバー一式
CM-D45のサーバーにフィルターをセットした様子
サーバーにフィルターをセットした様子

 サーバーの準備が終わったら、コーヒーメーカーにセットします。

CM-D45にサーバーをセットした様子
サーバーをセットした様子

 いよいよ電源を入れます。側面にある主電源を入れると電源ランプがつきます。

CM-D45の主電源スイッチ
主電源をON

  トグルスイッチを操作して設定したら、START/STOPボタンを押してコーヒーを淹れましょう。

CM-D45の設定が終わった様子
準備が整ったらSTART

 水が入っていることを確認すると、ミルが動きはじめ、ミルのランプが光ります。

ミルのランプは、豆を挽き終わっても水の温度が上がっていないと点灯し続けます。

 ドリップする準備ができると、ドリップのランプが光り、ドリップを始めます。

 ドリップが終わると、右の保温ランプが光り、20分間の保温を開始します。START/STOPボタンを押すことで、保温を終了することができます。

CM-D45のドリップが終わりサーバーを取り出した様子
サーバーを取り出した様子

 ほかのコーヒーメーカーと違いドリップ部分ごと取り外せるので、液だれがしにくく、周囲を汚しにくいのもポイントです。

 このように、簡単にコーヒー豆を挽くところからドリップまで全自動で行い、おいしいコーヒーを淹れることができます。

まとめ

 最後までお読みいただきありがとうございます。

  ツインバードの全自動コーヒーメーカー「CM-D457」は、付加機能がそぎ落とされたシンプルなコーヒーメーカーですが、おいしいコーヒーを淹れるという過程にこだわった1台です。

  • リアルなドリップ感:ドリップしたときにコーヒー豆全体へお湯がまんべんなく行き届き、ドリッパーの上部が開いていることから、コーヒーの香りが広がる。
  • 直感的なトグルスイッチ:操作がわかりやすく、トグルスイッチの操作感も気持ちが良い。
  • 高クオリティーなコーヒー:こだわりの低速ミルと温度管理で、豆の風味を活かした濃厚なコーヒーが淹れられる。
  • シンプルな機能:豆と水の自動計測や、タイマー起動などは備わっていない。
  • 固定式の給水タンク:水道から直接入れられず、衛生管理も気を付けた方が良い。
  • 価格が高め:全自動コーヒーメーカーの中では高めの価格設定。

 余計な機能を削り、「自動化してもおいしいコーヒーを淹れる」ということにこだわったコーヒーメーカーです。

 そのため、「CM-D457」は完全に手間をなくしたいというよりも、自動化しても味にこだわりたいという方におすすめです。

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