- 山善の除湿機の使用感や実力
- コンプレッサー式の除湿器について
梅雨から秋になるまで、じめじめとした蒸し暑い日々が続きます。
ランドリールームなどの狭い空間では除湿器で湿度を下げることによって、過ごしやすく、洗濯物も乾きやくすることができます。カビを発生させにくくする効果もあります。
僕は山善の除湿器を使用しています。デザインがスタイリッシュで妻も気にいったことと、1日5Lの強力な除湿能力があるので購入して昨年から1年程使用しています。
実際に使用していて気に入っている点や気になる点があるので、ご紹介します。
EDC-H60の仕様

主な仕様
項目 | 仕様(50Hz) |
---|---|
定格 | 100 V 185 W(50 Hz) |
寸法 | W290×D250×H250 mm |
質量 | 約10.8 kg キャスターがついているので簡単に移動できます。 |
除湿能力 | 5.0 L/日(50 W)(室温27℃、湿度60%) |
除湿面積の目安 | 木造6畳 |
水タンク容量 | 約4.5L |
風量調整 | 弱・強 |
湿度設定 | 40%、45%、50%、55%、60%、65%、70% |
HDC-H60はコンプレッサー式の除湿器(仕組み)
除湿器はコンプレッサー式やデシカント式、それらを合わせたハイブリット式があります。HDC-H60はコンプレッサー式です。
コンプレッサー式とは、コンプレッサーを使用することで圧力を変化させ、冷媒を液化や気化させることによって温度を制御します。
室温・高湿の空気が入ってくると冷やされます。気体は冷えると飽和蒸気量が減るので、空気が含みきれない水分は水として排出され、低温・高湿の空気となります。
低温・高湿の空気は室温程度に温められます。先ほどとは逆に飽和蒸気量が低温時よりも増えるため、乾燥した空気となって室内に戻ります。
このようにコンプレッサー式は温度差によって除湿を行っているため、室温が高いほうが除湿性能が高くなります。逆に、冬場のように室温が低いと温度差が小さくなるので、除湿機能が低くなります。
コンプレッサー式の除湿器は室温が高いほうが除湿性能が高くなります。
EDC-H60を実際に使用したレビュー
除湿機能を実際に計測
除湿機能を実際に1時間でどのくらい除湿できるかを計測しました。
検証開始時の室温は24.7℃、湿度は72%、天気は雨でした。
設定は、湿度モードで湿度設定なし、風量は強に設定しました。除湿量はタンクに溜まった水の重さを計り1 gを1 mLとしました。
結果は103 mL/hでした。1日に換算すると約2.5L/日です。仕様の5.0 L/日よりも小さい検証結果となりました。仕様よりも小さい結果になったのは、室温が想定されている温度よりも低いことが一因として考えられます。
※検証結果ですので、実際に使用した場合と結果が異なる可能性があります。
操作性
操作は6つのボタンで行います。ボタンを押すと設定が変わり、ランプで示されるので、直感的にわかりやすく操作しやすいシンプルなデザインです。

自動電源OFF機能
12時間経過すると自動で電源がOFFになる機能がついています。この機能を無効にすることはできません。
僕は湿度を設定しておいて、除湿器を常時作動させたいのですが、そのような運用はできません。この機能を無効にできない点が気になります。
給水タンク
給水タンクは約4.5 Lです。仕様では1日の除湿量が50Hzで5 Lなので、自動で電源がOFFになる12時間をフルで動作しても余力があります。
給水タンクを除湿機にセットするのが難しく感じます。使い続けていると慣れてくるのですが、煩わしく感じます。
除湿機の水を捨てるのは毎日するので、給水ダンクの脱着がしにくいところは気になる点です。


フィルターの清掃
フィルターは、カバーについている紐を引っ張ることで簡単に取り外すことができます。
僕はランドリールームで使用しているのですが、ほこりが少ないのか、あまりフィルターにほこりが溜まりません。
年に1度程度、掃除機で清掃をしています。取扱説明書では2週間に1度の清掃が推奨されています。



まとめ
最後までお読みいただきありがとうございます。
山善の除湿機EDC-H60をご紹介しました。スタイリッシュなので部屋に置いてあっても生活感が出にくいです。給水タンクが設置しにくいのが気になりますが、慣れてきます。
今は新しい機種が発売されています。
この記事がみなさんの参考になればうれしいです。
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