シロカは全自動コーヒーメーカをニーズに合わせえラインナップしています。相違点やおすすめポイントについてご紹介します。
シロカには大きく分けて3種類の全自動コーヒーメーカーがあります。価格や性能が異なっており、コンセプトの違いがはっきりしているので、あなたにピッタリの1台が見つかるはずです。
これまでに、「カフェばこ」「カフェばこPRO」の2台を使用てきた僕がシロカの全自動式コーヒーメーカーについて相違点やおすすめポイントをご紹介します。
シロカの全自動コーヒーメーカーは幅広い
シロカの全自動コーヒーメーカーはニーズに合わせてラインナップが豊富です。大きく分けて3種類の全自動コーヒーメーカーがあり、その中でもさらに細かく分かれています。
まずは大きく分けた3つのグレードについてご紹介します。
注)”カフェばこ系”という名称は僕が便宜上名づけました。正式にはSC-A211は”カフェばこ”という名称がついていません。
- カフェばこ系:SC-A211、SC-A352、SC-A372
- コーン式全自動コーヒーメーカー:SC-C112
- カフェばこPRO:CM-6C261、SC-C251、SC-C271
前提として、どのグレードも全自動コーヒーメーカーなので蒸らし機能などの基本的な機能はそなえられており、簡単においしいコーヒーを淹れることができます。
どこまで細かい部分をこだわるかということ、どこまで便利さを求めるかという部分に違いが出てきます。
簡単にそれぞれのグレードの特徴を表にまとめます。
比較項目 | カフェばこ系 | コーン式全自動 コーヒーメーカー | カフェばこPRO |
---|---|---|---|
ミル | × プロペラ式 | 〇 コーン式 | 〇 コーン式 |
ミルの挽き目 | × 固定 | 〇 無段階 | 〇 無段階 |
ミルの挽き時間 | × 変更不可 | 〇 5段階 | 〇 5段階 |
自動計測 | × なし | △ 豆のみ | 〇 豆・水 |
じかマグ | × なし | × なし | 〇 あり |
フィルター | ステンレスのみ | 紙・ステンレス | 紙・ステンレス |
参考価格 | 16,500円~19,800円 | 19,800円~21,980円 | 29,700円~32,780円 |
ミル
ミルとはコーヒー豆を粉に挽くために使用する構造です。
シロカのコーヒーメーカーには”プロペラ式”と”コーン式”が使用されており、コーン式の方が高性能なミルです。
なので、コーン式全自動コーヒーメーカーとカフェばこPROはミルの性能が良いです。
ミルによって粉になった時の粉の均一性が影響します。また、ミルで豆を挽くと摩擦によって豆が加熱され、豆本来の風味が落ちることがあるのですが、この加熱のしやすさについてもミルが影響します。
比較項目 | プロペラ式 | コーン式 |
---|---|---|
豆の加熱 | 加熱されやすい | 加熱されにくい |
粉の均一性 | ばらつきやすい | 均一になりやすい |
また、ミルの挽き目と時間を調整することによって好みの味にすることができます。
自動計測
自動計測機能があれば、豆や水を神経を使って細かく計測する必要がありません。
この機能では、各グレードそれぞれに違いがあります。
エントリーモデルのカフェばこは、豆・水の両方をコーヒーを淹れるたびに計測してセットする必要があります。
ミドルモデルのコーン式全自動コーヒーメーカーでは、豆は自動計測してくれるのですが、水は自分で計測する必要があります。ただ、水は目盛りに合わせて入れればよいので、豆の計測と比較すると負担は少ないです。
フラッグシップモデルのカフェばこPROは豆・水の両方を自動計測してくれます。フィルターさえ取り付ければ、まさにボタン一つで手軽にコーヒーを淹れられます。衛生面の観点から、一定期間で水の取り換えを警告してくれる機能もあります。
他のメーカーの全自動式コーヒーメーカーでも、水・豆の両方を自動計測する機能がついている製品は少ないので、カフェばこPROの大きな特徴です。
じかマグ
じかマグはドリンクバーのように直接マグカップにコーヒーを淹れられる機能で、カフェばこPROのみにある機能です。
サーバーを使用しないので、1杯だけ入れたいときには便利な機能です。洗い物も減るので、僕は重宝している機能です。
フィルター
カフェばこ系はメッシュフィルターのみ使用可能で、紙フィルターを使用することはできません。そのほかの製品はステンレスフィルターと紙フィルターを選択して使用することができます。(ステンレスフィルターは別売の製品あり)
フィルターに種類によってコーヒーの風味が変わります。
フィルター | 特徴 |
---|---|
メッシュフィルター ステンレスフィルター | コーヒー豆の油分も抽出されるため、風味豊かで濃厚な味わいになる。 |
紙フィルター | 雑味がなく、すっきりとした味わいになる。 |
このようにしてみると、コーヒーの好みによってフィルターを選択すれば良いように思えますが、使用した後の掃除も重要なポイントです。
紙フィルターはフィルターごとコーヒーかすを捨てることができますが、メッシュフィルターやステンレスフィルターは洗う必要があります。

僕はメッシュフィルターを洗うのが大変で”カフェばこ”から”カフェばこPRO”に買い替えました。洗う作業が面倒ということよりも、コーヒーかすが排水溝に溜まってしまったりして大変でした。ただ、メッシュフィルターで淹れたコーヒーの方が好みです。
カフェばこ系 / SC-A211、SC-A352、SC-A372
概要
このグレードにはSC-A211、SC-A352、SC-A372の3製品が用意されています。このうちSC-A211は”カフェばこ”という名称が使用されていません。
カフェばこの違い
それぞれ次のような違いがあります。
比較項目 | SC-A211 | SC-A352 | SC-A372 |
---|---|---|---|
タイマー予約 | × なし | 〇 あり | 〇 あり |
テイスト選択 | × なし | 〇 あり | 〇 あり |
水タンク取り外し | × なし | 〇 あり | 〇 あり |
サーバー | ガラス | ガラス | 真空ステンレス |
参考価格 | 16,500円 | 18,700円 | 19,800円 |
タイマー予約
タイマー予約ができれば、あらかじめ豆と水をセットしておいて、設定した時間に自動でコーヒーを淹れることができます。
時間のない朝などに重宝する機能です。
テイスト選択
リッチとマイルドの2種類のテイストを選択することができます。
好みのコーヒーを淹れることができますし、気分によってテイストを選択するのも良いでしょう。
水タンク取り外し
水タンクを取り外しできれば、水栓から直接タンクに水を入れることができます。シンク内で水を淹れれば、こぼすことを心配せずに済みます。
サーバー
ガラスサーバーはコーヒーを入れている様子が見れるので、視覚的にも楽しめます。真空ステンレスサーバーは保温の性能が高く、コーヒーが冷めにくいです。
カフェばこがおすすめの人
手ごろな値段で挽きたて・淹れたてのコーヒーを飲みたい人にはカフェばこがおすすめです。エントリーモデルですが、蒸らし機能も付いており十分おいしいコーヒーが飲めます。
値段重視でしたら、SC-A211です。好みのテイストを選びたい方はカフェばこの2製品から選びましょう。
コーン式全自動コーヒーメーカー / SC-C112
カフェばこよりもこだわってコーヒーを淹れられるのがコーン式コーヒーメーカーのSC-C112です。
コーヒー豆の風味を損ないにくいコーン式ミルで、好みの豆の挽き具合でコーヒーを淹れることができます。
こちらの製品はコストパフォーマンスに優れています。カフェばことそこまで価格が離れていないのに、カフェばこPROに近い性能を持っています。
カフェばこPROにある”じかマグ”と水の自動計量に差額を払う価値を見出せるかで選択すると良いでしょう。
カフェばこPRO
概要
豆と水の自動計量で手軽にこだわりの一杯を淹れることができます。”じかマグ”機能もついているので、痒い所に手が届く製品です。
詳細は過去記事へ
カフェばこPROは僕も愛用しているので、実際に使用したレビューをしています。詳細はこちらをご覧ください。
まとめ~あなたはどれを選ぶ?~
最後までお読みいただきありがとうございます。
シロカの全自動式コーヒーメーカーについてご紹介しました。
- カフェばこ:低価格でも簡単で手軽においしいコーヒーが楽しめる。
- コーン式全自動コーヒーメーカー:コーン式ミルでコスパ抜群。
- カフェばこPRO:自動計測をはじめとした至れり尽くせりな機能で満足。
お気に入りの一台は見つかったでしょうか。シロカの全自動式コーヒーメーカーで素敵なコーヒーライフをお楽しみください。
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