原理や仕組み

プラスチック製の調理器具は食洗機で使える?変形したら直せる?

原理や仕組み
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 我が家ではプラスチック製の調理器具「like-it」のボウルやザルを使用しています。仕様上は食洗機対応なのですが、実際に使用したところ変形が生じたため、加熱して直した様子についてまとめています。

 大学院で機械工学について勉強してきた知見を活かして、家電などの仕組みや性能について解説しています。客観的でわかりやすい記事を心がけています。

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 プラスチック製の調理器具は、種類が多くて好きなデザインのものを選べるし、機能的にも使いやすいので使用している方は多いと思います。

 食洗機で洗えると日々の家事が楽になるのですが、プラスチックが溶けそうで使用するのが怖いという方もいるのではないでしょうか。

 食洗機に対応していても、プラスチック製の調理器具に使用するためには注意が必要です。食洗機を使用する際のポイントはこちらです。

  • 食洗機を使用する場合は重いものを重ねず、立てかけないようにする。
  • 変形してしまった場合は、湯煎で加熱して形を整える

 この記事では、プラスチック製の調理器具を食洗器で洗って変形してしまった過程と、その修理方法をまとめています。

金属製よりも機能性が高いプラスチック製の調理器具

 続々と新製品が発表されるプラスチック製の調理器具ですが、改めてプラスチック製の調理器具が選ばれる理由を確認しましょう。

プラスチック製調理器具はここが便利

 プラスチック製調理器具には下記のようなメリットがあります※2

  1. 軽量で疲れにくい
  2. ほかの調理器具を傷つけにくい
  3. デザインやカラーバリエーションの幅が広がる

 ①ステンレスのボウルとプラスチックのボウルをイメージすると実感しやすいのですが、ステンレスの密度は7.9 g/cm3に対して、プラスチックの一種であるポリプロピレンの密度は0.9 g/cm3です。※1

 つまり、1辺が1 cmのサイコロを作ったとすると、ステンレス製のサイコロの重さは7.9 gでポリプロピレン製のサイコロの重さは0.9 gとなり、ポリプロピレンのほうが8倍ほど軽量であることがわかります。

 ②金属と金属がぶつかると互いに傷をつけあってしまいますが、プラスチックは金属よりも柔らかいため、互いに傷がつきにくくなります。

 ③樹脂は加工しやすく、デザイン性の高い形状にしたり、塗料を混ぜておしゃれな色にすることができます。

 このように、プラスチックは調理器具の材料として適した性質を持っているため、多くの製品が作られているのです。

我が家もlike-itのプラスチック製調理器具を使用

 実際に、我が家もlike-itのボウルやザルを使用しています。

 気に入っているポイントをまとめます。※2

  • 電子レンジに対応している。
  • 食洗機に対応している。
  • 重ねることができるため省スペースで保管できる。※2

  使い勝手が良く、満足して使用しています。

参考

※1 ものづくりウェブ:https://d-engineer.com/metal/density.html

※2 like-it Webサイト:https://likestore.like-it.jp/shopdetail/000000001313/

like-itのプラスチック製ザルは食洗機に使える?

 さて、ここからが本題です。

 食洗機を使用できない製品も多いので、プラスチック製品を使用するのをためらう方も多いのではないでしょうか。

 like-itのボウルやザル(LBK-10)を食洗機に使用した様子を紹介します。

食洗機に対応している

製品の裏面の表示部分
裏面の簡易的な表示

 冒頭でご紹介しましたが、改めて前提条件を確認します。

 LBK-10をlike-itのサイトで調べると「食洗機対応」と記載されており、耐熱温度も140℃までと、水の温度範囲を超えています。

 そのため、仕様としては食洗機を使用可能です

実際に食洗機を使用したら変形した

 実際に大きいボウルとザルを食洗機で洗った結果、変形してしまいました

like-itのボウルとザルを食洗器を使用して洗浄した様子
ボウルとザルが変形

 なぜ今回変形が生じたのでしょうか。

 原因は置き方です。食洗機のサイズから立てかけて使用したのですが、これが良くなかったのです。

 この製品の耐熱温度は140℃ですが、140℃に達してプラスチックが溶け出さなくても、高温になるとラスチック自体が柔らかくなります

 食洗機は高温の温水を吹きかけて汚れを落としているので、プラスチックが温水によって加熱されています。

 そのため、縦に置くと、柔らかくなったプラスチックが自分の重さに耐えきれなくなって、変形してしまいます。

 食洗機を使用する際は、重いものを重ねずに、製品自身の重さがかからないように寝かせて使用して下さい。

食洗機対応の調理器具の場合でも、置き方に注意が必要

変形したlike-itのプラスチック製ザルはどうやって直す?

 食洗機を使用した結果、プラスチック製のボウルやザルは変形してしまいました。この変形をお湯で湯煎して直した様子を紹介します。

 今回のボウルやザルは、熱によって柔らかくなったために変形しました。そのため、再度加熱してプラスチックを柔らかくすることによって形を整えます

 まずは、沸騰したお湯で湯煎します。

 全体を加熱するために大きな鍋で湯煎するのが理想的ですが、ザルやボウルは大きいのでフライパンで湯煎をしました。

ザルを湯煎している様子
ザルの湯煎

 ボウルは中に水蒸気がたまって不安定になるので、水蒸気を逃がしながら加熱をしてください。

ボウルを湯煎している様子
ボウルの湯煎

 湯煎が終わったらすぐに形を整えます。

 ザルはボウルを上からはめ込むと整えられます。

加熱したザルにボウルをはめて成形している様子
ザルはボウルをはめて成形

 ボウルは販売されている6点セットの中では一番径が大きいので、成形用に丸いものを用意する必要があります。

 我が家はステンレス製のボウルを使用しました。

ボウルを成形

 冷えるまで成形を続けます。その結果がこちらです。

成型後のボウルとザルの写真
形を直した結果

 完全な円とはいきませんでしたが、結構きれいに直ったと思いませんか?

 実物を見ると変形はあまり気にならなくなりました

 みなさんも、プラスチック製の調理器具が変形してしまった場合でも焦らずにチャレンジしてみてください。

プラスチックを再加熱することによって形を整えることができる。

まとめ

 like-itのプラスチック製のザルとボウルを食洗機で使用して変形してしまった様子や、変形を直す過程についてご紹介しました。

  • 食洗機を使用する場合は重いものを重ねず、立てかけないようにする。
  • 変形してしまった場合は、湯煎で加熱して形を整える

 この記事でみなさんのプラスチック製品の変形の悩みが解決すると嬉しいです。

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