僕は2023年にNISA口座で株式投資をはじめたので投資歴は3年になりました。今回は投資先の見直しをしたので、高配当株投資信託について改めて考えてみました。
高配当株の投資信託は魅力的でNISA口座にて投資してきました。しかし、生活の変化を考えて、投資先を主力で行っているインデックス投資にまとめることにしました。
投資先を見つめなおした一個人の考え方を書くので、参考にしてもらえると嬉しいです。
※投資は自己責任で行ってください。
高配当株投資信託とはなにか。
株式投資と聞くと、「配当金」や「分配金」を思い浮かべる人も多いのではないでしょうか。株を買って、定期的にお金をもらうイメージです。
投資信託とは何種類もの銘柄をまとめて買うことができる商品です。高配当株投資信託とは、高配当な株式を集めた商品ということになります。高配当株投資信託で受け取る配当金のことを分配金といいます。
投資信託を購入する最も大きなメリットとしては、少ない金額でも分散投資することができることです。分散投資をすることで、例えば1社の業績が悪くなっても全体でカバーすることができます。
また、NISAでは経済指数に連動した投資を行う”インデックス投資”が主流となっており、僕も主力として投資しています。
高配当株投資のメリット
高配当投資信託の特徴は分配金を受け取ることができる点です。そのため、下記のような効果が期待できます。
- 定期的に利益を確定できる
- 今、お金が手に入る
- 出口戦略に悩みにくい
高配当株投資では定期的にお金がもらえます。そのため、定期的に利益が確定するとも言えます。また、もらったお金は投資したり、生活費に充てたりと自由に選択できます。
インデックス投資ではどのように株を売って現金化していくかという出口戦略が重要になってきます。一方で、高配当株投資では商品を保有していると定期的に利益を受けられるので、インデックス投資よりも出口戦略が考えやすくなります。投資で一番難しいのは出口戦略ともいわれます。
高配当株投資のデメリット
一方でデメリットもあります。
- 長期的な利益を考えるとインデックス投資の方が利益が大きい可能性が高い。
- NISAで投資している場合は再投資する金額もNISAの枠を使用する。
- 手数料が高い場合がある。
高配当株式投資信託の分配金は年3%~5%程度が多いです。また、高配当株は成熟した企業が多いので、大幅に株価が上昇することはあまり多くありません。
それに対してインデックス投資では、長期投資していくと過去の実績では5%~7%程度に収束していきます。
また、NISAは1人1800万円の上限があります。インデックス投資では内部で再投資が行われるため、NISAの元金には入りません。一方で、高配当株投資信託では一度お金を受け取ってしまうので、斎藤氏はNISAの元金に含まれます。
NISAで多く投資されているインデックス投資の商品では信託報酬というコストが0.1%を下回っており、少ないコストで投資をすることができます。
僕の高配当株投資信託への投資
僕はインデックス投資に投資していましたが、いわば、”お楽しみ枠”として当配当株投資信託をしていました。
高配当投資信託はNISA口座で保有していました。NISA口座のデメリットでも挙げた元金がNISA口座に含まれてしまうため、特定口座で高配当株投資を行うことをお勧めするサイトが多いのですが、僕は一般的な会社員なので、NISA枠が埋まるかもわからないためです。
もらえる分配金に日本の税金がかからなくなるため、少しでも恩恵を受けておこうと考えました。
高配当投資信託を辞めた理由
主力のインデックス投資は老後の資金と子供の大学費用として2つのファンドに分けて投資しています。
我が家に子供はまだいないのですが、いよいよ子供が欲しいと思い、現実的に子供について改めて考えました。すると、将来的に老後資金へ投資している資金を子育てに回す必要があることに気づきました。
インデックス投資の主力は老後資金なので、老後資金への投資額を削ることになります。そうなると、計画を下回ることになります。
優先度が低い、目先の分配金のためになんとなく投資をしている高配当株投資信託をあきらめ、子供のお金がかからないうちに老後資金のインデックス投資にへいち早くお金を回すことで、長期的な資産の増大に振ったほうが良いと考えました。
まとめ
最後まで読んでいただきありがとうございます。高配当株投資は魅力的ですが、資産の増大にはインデックス投資が効果的だといわれています。僕は高配当株を辞めてインデックス投資に全力を注ぐことにしましたが、その人の性格や、環境で投資先の選択は変わります。
性格はなかなか変わりませんが、環境が変わったり、知識はついていくことはあります。投資先だけでなく、投資金額も含めて定期的に見直すことが大事です。
再現性が高く利益を生むためには長期投資が原則ですが、たまに見直しもして、株式投資と適度に距離をとることが必要です。
僕個人の考えを書きましたが、この考えが誰かのためになると嬉しいです。
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