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Yutogenの加湿器(MUH-NW09)をレビュー!実際に計測

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 冬になると空気が乾燥するので、インフルエンザなどの感染症が流行したり、肌が乾燥したりと困っている方もいるのではないでしょうか。

 部屋の乾燥対策はいろいろとありますが、ひとつの方法として加湿器を使用することで部屋の湿度を上げることができます。

 今回はタワー型の超音波式加湿器(型番:MUH-NW09/メーカー:Yutogen)について紹介します。

 MUH-NW09は2024年発売の製品ですが、2025年モデルの購入を検討中の方にも参考になる記事になっています。

 実際に加湿性能を検証したところ、加湿能力が高いことが確認できました。一方で、ポンプで水を吸い上げる音が気になります

↓2025年モデルはこちら↓

Yutogen加湿器の主な仕様

 外観はこのような感じです。

Yutogen加湿器の外観
ノズルを使用しています。ノズルの有無や付け替えで3種類から選べます。

 主な仕様は表のとおりです。

項目仕様(カタログ値)実測値
種類超音波式
加湿量820 mL
動作電圧100~110V
消費電力約340W
寸法W:235×D:235×H:665 mm
タンク容量9 L
運転騒音35 dB以下
生産国中国

 加湿器の種類について解説した記事を書いているので、興味がある方はのぞいてみてください。

Yutogen加湿器の加湿量は実測で最大820 mL/h

  加湿器を購入した際にはECサイトで750 mL/hという表記を見て購入したのですが、改めて調べたところ、加湿量の記載はECっサイトにも、取扱説明書にも記載されていませんでした。

 ちなみに、リンクで紹介した2025年発売の加湿器は450 mLと記載があります。

 そこで実際に計測をしたところ820 mL/hの加湿性能がありました。

 加湿量最大で加熱したときは下記の写真のような感じです。

Yutogen加湿器が水を噴霧する様子

 我が家のリビングでも50%程度を維持しており、十分な加湿量を感じています

加湿量の測定方法について

加湿量は下記の方法で計測しています。

  •  噴霧量を3段階の最大にし、加熱ミストをONにした状態で1時間運転。
  •  運転の前後でタンク内の水がどれだけ減るかを”はかり”で計測。
  •  1gを1mLとして換算。
  •  給水はタンク内の水がなくなり、自動で電源が切れたタイミングで行った。

※実測した加湿量は環境などによって結果が異なることがあります。

 計測した加湿量を基に表計算ソフトを使用して簡易的に机上計算をしました。素人計算なので、あくまで参考としてご覧ください。

 机上計算は下記の仮定をして1分刻みで行いました。

  • 加湿能力が高い除湿機のため、12帖、18帖、24帖と比較的広い部屋を対象とした。
  • 1分あたり13.5 mLの加湿能力がある。
  • 換気によって加湿した総量の0.85%が1分で失われる。
  • 室温は26℃とする。

 加湿器から発生した水分がすべて気化して湿度に影響するものとします。実際には室温や湿度によって十分に気化せずに、計算値を下回る可能性があることに注意してください。

 計算結果をグラフにしたものがこちらです。

Yutogenの加湿器の湿度への影響をシミュレーションした結果。

 計算結果では12帖の部屋で約30%の加湿となり、24帖でも約10%の加湿と十分な加湿能力があることがわかります。

Yutogen加湿器の給水方法は2種類

 給水は上のふたを開けて給水する方法と本体部分を外してタンクに直接入れる方法があります。

Yutogen加湿器の上部にある給水口
上部の蓋を開けて上から給水できます。

 上のふたを開けて給水する方法だと、ふたを開けるだけで気軽に給水ができます。ただ、水の流れが少し悪く、給水する流量を調整する必要があります

 さらに、タンクは9 Lあるので給水に時間がかかり、水位が把握しにくいので溢れないように気を付ける必要があります。

上の本体部分を取り外せばタンクに直接給水できます。

 タンクに直接給水する方法だと本体を外す手間があります。

 このとき、本体部分に残った水が流れて床が濡れるのが気になります。タオルを敷くなどの工夫が必要です。

 直接タンクに給水できるので、流量を気にすることなく“じゃぶじゃぶ”入れられ簡単に水位が確認できます。

 個人的にはタンクに直接給水する法をおすすめします。

Yutogenの加湿器を実際に使用したレビュー

作動音について

 この加湿器は、タンクから本体へ水をポンプで吸い上げる仕組みになっているため、本体部分の水がなくなるたびにポンプが動いて作動音がします

 特別うるさいわけではないのですが、気にしていなくてもポンプが動いたことに気づく程度の音がします。

 僕は特に気になりません。

加熱ミストについて

 加熱ミストを使用すると本体内で40℃~55℃に加熱します。噴出口の温度は結構温かいですが、やけどはしない程度です。(ノズル使用時)

 加熱ミストを使用すれば室温を下げずに加湿することができますが、沸騰はしていないため煮沸殺菌はできません

 リンクの2025年モデルでは100℃まで加熱して加熱殺菌できるように機能が向上しています。

湿度設定について

 湿度設定できるので、設定すると自動で加湿をON/OFFしてくれます。加湿量は自動でコントロールされずに、常に指定したレベルで噴出します。

 湿度計は本体とは別にコードについています。

Yutogen加湿器の湿度計
画像中央にある5つの穴が開いた機器が湿度計

電源の自動オフ機能について

 電源をOFFにするとすべての設定は初期化されます。電源投入のたびに噴霧量の指定や湿度設定などをする必要があります。

 タンク内の水がすべて無くなったときにも電源はOFFになるので加熱ミストを安心して使用できます

製造会社

 Yutogenは台湾のメーカー「福懋興業」のブランドです。

 福懋興業は「裕源」という日本向けのグループ会社があり、日本市場への参入も積極的に行っています。

 取扱説明書の文章や製品に記載されている文字は特に違和感がありません。また、2024年に購入した製品ですが、壊れることなく使用し続けることができています。

 2025年にも新製品を出しているような継続して活動している企業であり、大手販売店とも契約をしています。

 不安に感じる方もいるかもしれませんが、僕の感覚では問題なく使用できています

 日本のメーカーにこだわりがある方は別の製品をおすすめします。

おわりに

 最後までお読みいただきありがとうございます。

 Yutogen製タワー型加湿器についてご紹介しました。

 加湿量が多く、大容量タンクの超音波式加湿器をお探しの方にはおすすめです。

 僕のレビューがみなさんの参考になればうれしいです。

↓気になった方はリンクをのぞいてみてください↓

 ひとまわり小さい加湿器についてこちらで紹介しています。

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