工事不要で設置できるeufyの屋外防犯カメラについて比較した記事です。
- 工事不要で設置できる防犯カメラを探している。
- 家の周りを手軽に監視したい。
- eufyの防犯カメラの違いを知りたい。
共働きで家を空けている時間が長かったり、空き巣などのニュースを聞くと不安ですよね。そこで、防犯カメラを設置して家の周りを監視したいと思う人もいると思います。
一方で、防犯カメラを設置しようとすると、工事が必要で面倒だと思いませんか。
そんなひとにおすすめなのが、配線工事不要で素人でも簡単に設置できるEufyの防犯カメラです。僕も実際に壁掛け用の防犯カメラS120を使用しています。
eufyというと聞き覚えがない人も多いかもしれませんが、eufyはモバイルバッテリーで有名なAnkerのスマートホームブランドなんです。
eufyの防犯カメラはラインナップが多く様々なニーズに応えることができますが、その反面でどの製品を選べば良いのか悩む人もいるでしょう。
この記事ではeufyの防犯カメラの仕様を比較して、あなたにピッタリの製品が見つかるように紹介します。
eufyの屋外防犯カメラを徹底比較
この記事では、本文を簡潔にするために略称を使用して防犯カメラを紹介していきます。
| 品番 | 略称 |
|---|---|
| Eufy Solar Wall Light Cam S120 | S120 |
| Eufy Security SoloCam S220 | S220 |
| Eufy SoloCam S340 | S340 |
| Eufy SoloCam E30 | E30 |
| Eufy eufyCam S4 | S4 |
| Eufy 4G LTE Cam S330 | 4G-S330 |
比較一覧表
比較一覧表を下記に示します。製品記号は簡略しています。
この表の項目について以下で詳細をご紹介します。
画質
2Kが基本ですが、3Kや4Kもラインナップされています。
公式サイトによると、3Kや4Kで撮影されるS330やS340は車のナンバーまで確認可能であるとされています。
僕が実際に使用しているS120は2Kですが、確かに2Kのデジタルズームでは車のナンバーが不鮮明に感じます。4桁のナンバーはなんとか読めるのですが、地名などの小さい文字は推測しないと読めないレベルです。
別売の「Eufy HomeBase S380」を使用すると人物の顔認証が可能になります。顔認証の精度を上げたい場合も、高画質が推奨されています。
車のナンバーなどの細かい部分まで確認したい方、顔認証の精度を気にする方は高画質の製品を選択しましょう。
ソーラー発電
今回ご紹介しているラインナップでは、すべての製品がコードレスなので簡単に設置ができます。その反面、電源線が接続されないのでバッテリーで動作するため、バッテリーの管理が必要になります。
バッテリーがなくなれば充電が必要ですが、ソーラー発電がついていれば、日が当たっている間に充電するためバッテリーの減りが少なくなります。
録画の設定は変えられるのですが、基本的には人物を検出したときに録画をしているので、常時録画をしている防犯カメラよりもバッテリーが長く持つようになっています。
僕はS120を1年ほど使用しています。僕の使用条件では、充電をしなくてもバッテリー容量は90%~100%を推移しています。
ライト

S120は夜間に人物を検出するとライトを光らせることができます。悪意がある人をけん制して、犯罪を防ぐ効果が期待できます。
十分に明るい場所や、玄関などで別途センサーライトがある場合には不要に思うかもしれませんが、「防犯カメラをつけている」というアピールをすることもできます。
単体使用
ほとんどの製品がローカルストレージを持っており、本体にデータを記憶できるので単体で使用することができます。
「Eufy HomeBase S380」を設置すれば、ストレージに保存することができるので防犯カメラが壊れたり、持ち去られたりした場合でもデータが守られて安心です。
また、「Eufy HomeBase S380」には顔認識機能があります。人物の判別ができ、知っている人かどうかを判別できます。別々の防犯カメラで撮影された映像から特定の人物をまとめて1つの動画にまとめることもできます。
360°監視
カメラが動くことで360°撮影することができます。自動追尾機能があるので、人物の動きに合わせて画角を換えることができます。
常時360°を録画している機能ではないので注意してください。
防塵・防水仕様
どの製品もIP55、IP65、IP67と屋外で防犯カメラとして使用するには十分な防塵・防水仕様になっています。
IPとは、”ほこりや水をどのくらい防ぐことができるか”ということを示した規格です。IPは2つの数字で示されています。左の数値がほこりに対する防塵性、右の数値が防水性を示しています。
eufyの防犯カメラはS340と4G-S330を除いて防塵性の等級は6です。これは最大の等級で、ほこりが侵入しないことを示しています。
S340の防塵等級は5ですが、電気的な動作を阻害する量のほこりは進入しないので特に問題ありません。
eufyの防犯カメラの防水性の等級は5または7です。等級5はあらゆる方向からの噴流水に耐えられ、等級7は水に浸しても耐えられる値です。
雨風に耐えるのであればIP65で十分ですが、気になる方はIP67にこだわって製品を選択するのも良いです。
それぞれの防犯カメラの特徴
Eufy Solar Wall Light Cam S120

S120は僕が実際に使用しています。詳細はこちらでレビューしていますので、ぜひご覧ください。
この製品はこのようなひとにお勧めです。
- センサーライトがない場所に防犯カメラを取り付ける
- 壁に取り付ける
防犯ライトとの一体型なので、防犯用に別途防犯ライトを用意する必要がありません。
デザインは壁に取り付けても自然に溶け込むような形状をしているので、玄関などの設置におすすめです。
一方で、ソーラーパネル、防犯カメラ、ライトは完全に固定されており微調整ができません。広い画角であればそこまで大きな問題ではないのですが、細かく画角を調整したい方には不向きです。
Eufy Security SoloCam S220
S220はソーラーパネル一体型なので充電回数を少なくすることができます。ただ、ソーラーパネルとカメラが一体となっているので、ソーラーパネルの方向はカメラの方向に依存します。
僕が使用しているS120ではソーラーパネルを微調整せずに充電なしで使用できている経験から、ソーラーパネルの方向についてシビアに考える必要はないと考えます。
Eufy SoloCam S340
360°追従するカメラがついているので、広い範囲を警戒したいひとにお勧めです。高画質のカメラで車のナンバーまで隙がなく撮影することができます。
Eufy SoloCam E30
E30は360°撮影可能なカメラです。S340に似た性能で安価に購入することができます。画質はS340に劣りますが、その他の多くの防犯カメラと同等の2Kです。
単体使用は可能ですが別途microSDを購入する必要があります。microSDは数千円で購入できるため容量を自分で選択できるととらえることもできます。
ソーラーパネルは取り外し可能なので、本体とは離して日の当たる場所に設置できます。
高画質は求めないけど、360°監視をしたい方におすすめの製品です。
【参考】E30とS340の比較
E30とS340で悩む方が多いようなので、2機種に絞った比較表をまとめておきます。
| 比較項目 | E30 | S340 |
|---|---|---|
| 画質 | 2K | 3K |
| ソーラー発電 | 〇あり(取り外し可能) | 〇あり |
| ライト | ×なし | ×なし |
| 単体使用 | 〇可能(microSDが必要) | 〇可能 |
| 360°監視 | 〇あり | 〇あり |
| 防塵・防水 | IP65 | IP65 |
| 参考価格 | 17,990円 | 24,990円 |
Eufy eufyCam S4
S4はeufyの防犯カメラシリーズの中でもハイエンドモデルに位置します。
この1台に固定カメラと追尾式カメラの2種類が備わっています。
固定式カメラは4Kで、Eufyの防犯カメラシリーズの中でも最高峰の画質を持ち、細かな部分まで確認することができます。
追尾式カメラは自動でズームイン・ズームアウトをして、人物を拡大して追尾することができます。
大型のソーラーパネルがついているので、1日1時間の直射日光が当たればバッテリー残量を維持できるため、バッテリー残量を気にせずに使用できます。
Eufy 4G LTE Cam S330
4G-S330は、名前に4G LTEとあるように、4GのLTE通信ができます。
SIMカードを使用することで、家庭で使用しているWi-Fiが届かない場所でも使用できますし、障害で家庭のWi-Fiが使用できないときでも普段通り使用することができます。
LTE通信を使用しているときは「Eufy HomeBase S380」と連携できないことには注意してください。同じWi-Fiに接続しているときのみ連携できます。
画質は4Kで、Eufyの防犯カメラシリーズの中でも最高峰の画質で録画ができます。
100ルーメンのライトがあるので、侵入者を照らして警告をしたり、夜間でも鮮明に撮影することができます。
ローカルストレージが本体にないので、付属の32GB microSDカードを使用して動画を保存します。microSDカードを差し替えることで保存できるデータ量を増やすことができます。
設置をひと工夫!壁に穴を空けたくない方へ
基本的には壁にビスを打ち付けて防犯カメラを設置する仕様になっています。僕は壁に穴を空けたくなかったので、別売品を購入して配管に設置しています。
今はeufyブランドで取付金具が出ているので、eufyブランドで揃えたいひとはこちらも見てみてください。こちらはS340、E30、そして今回は紹介していないE42が対応しています。
まとめ
最後までお読みいただきありがとうございます。
Ankerのスマートホームブランドeufyの防犯カメラについてご紹介しました。用途に合った防犯カメラは見つかったでしょうか。
最後に簡単にまとめます。
- S120:壁に設置することを検討している、またはセンサーライトを兼ねたい
- S220:ソーラーパネルと一体型が良い
- S340:高画質で360°の監視をしたい
- E30:360°監視をしつつローカルの容量も選択したい
- S4:2種類のカメラで隙間なく監視したい。
- 4G-S330:Wi-Fiなしで使用したい
この記事がみなさんの参考になればうれしいです。




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