僕はシロカの全自動コーヒーメーカー”カフェばこPRO”を毎日使用しています。そんな僕が”カフェばこpro”を実際に使用している経験から、他社の同価格帯の全自動コーヒーメーカーを徹底比較します。
- “カフェばこPRO”が気になっているけど他のコーヒーメーカーと迷っている。
- 全自動コーヒーメーカーの購入や買い替えを考えている。
- 手軽に淹れたてのコーヒーを飲みたい。
全自動のコーヒーメーカーがあれば、ボタン一つでコーヒー豆から挽きたてのコーヒーを手軽に飲む事ができます。
初心者の方でも美味しいコーヒーが淹れられますし、普段ドリップコーヒーを自分で淹れている方でも忙しい朝などに手軽にコーヒーが楽しめます。
全自動コーヒーメーカーは各社が工夫を凝らして開発しているので、それぞれの方にあった製品が見つかるはずです。
手頃な価格帯の全自動式コーヒーメーカーについて徹底比較しますので、ぜひ御覧ください。
チェックしたい項目と各メーカーの比較
全自動コーヒーメーカーを選ぶ際には下記の項目について注目すると比較しやすいです。シロカのコーヒーメーカーを使用している経験から項目を考えました。
- 蒸らし機能の有無
- ミルの方式
- 自動計量機能の有無
- コーヒー豆の挽き方の調整方法
- タイマー機能の有無
- ミルの自動洗浄機能の有無
この記事でご紹介する製品の性能を下記にまとめました。
メーカー 型番 | シロカ SC-C251他 | ツインバード CM-D457B | パナソニック NC-A58 | 象印 EC-SA40 | メリタ AFG622-1B |
---|---|---|---|---|---|
蒸らし機能 | ◯あり | ◎調整可能 | ◯あり | ◯あり | ー記載なし |
ミル | ◯コーン式 | ◯低速臼式 | △プロペラ式? | △プロペラ式? | ◯コニカル式 |
自動計測 | ◯あり | ✕なし | ✕なし | ✕なし | △豆のみ |
挽き方 | ◯無段階 | △3段階 | △2段階 | △2段階 | △3段階 |
抽出温度 | ◯2段階 | ◯2段階 | ◯コース選択 | ✕固定 | ✕固定 |
タイマー | ◯あり | ✕なし | ✕なし | ✕なし | ◯あり |
ミル自動洗浄 | ✕なし | ✕なし | ◯あり | ◯あり | ✕なし |
参考価格 | 29,000円 | 38,500円 | 19,800円 | 27,280円 | 29,800円 |
※価格は公式オンラインストアやECサイトで調査した参考価格です。店舗や時期によって異なります。
それぞれの項目について比較していきましょう。
蒸らし機能
コーヒーは抽出する前にコーヒー粉に少量のお湯を入れて蒸らす工程があります。蒸らすことによってコーヒー粉が膨らんで風味豊かなコーヒーを抽出することができます。
今回調べたコーヒーメーカーではすべての製品に蒸らし機能がついているようでしたが、メリタのAFG622-1Bは明確な根拠を探すことができませんでした。
ミルの方式
ミルによって豆を挽くと、摩擦熱によってコーヒー豆が加熱され、風味が落ちてしまうことがあります。
パナソニックと象印は明記されていなかったものの、形状からプロペラ式ではないかと思います。プロペラ式は比較的豆に熱が伝わりやすい方式です。
その他のコーヒーメーカーではそれぞれ独自の方式を採用しており、比較的熱が伝わりにくくなっています。特に、メリタのコニカル式は業務用でもよく採用されいる方式です。
自動計量機能
自分で豆や水を計量せずに、コーヒーメーカーが量を調整してくれる機能です。手軽さを重視される方には重要なポイントです。
唯一シロカのコーヒーメーカーだけが、豆と水の両方を自動計測できます。あらかじめセットしておけば、都度用意する手間がありません。
コーヒー豆の挽き方の調整方法
コーヒー豆の挽き方を調整する方法です。シロカのコーヒーメーカーは無段階式なので細かい設定をしたい方にはお勧めです。
そこまで細かいこだわりはなく、大まかに調整できれば良いのであればツインバードやメリアのコーヒーメーカーのように3段階あれば迷わずに使用できます。
抽出温度
コーヒーを抽出するときの温度です。コーヒー豆の焙煎具合、ホットコーヒかアイスコーヒかなどで手動で調整したい方に必要な機能です。
抽出温度はコーヒーの味に直結するので、各メーカーのこだわりが見えます。
シロカとツインバードのコーヒーメーカーは手動で設定することができます。
パナソニックのコーヒーメーカーは選択したコースによって内部で制御されます。
タイマー機能
タイマー機能は水とコーヒー豆をあらかじめセットしておけば、タイマーをセットした時間に自動で作動してコーヒーを淹れてくれる機能です。
例えば、朝の忙しい時間にコーヒーを用意するときなどに便利です。前日の時間があるときにセットしておけば、朝目覚めたときにコーヒーを楽しむことができます。
僕は毎日水筒にコーヒーを淹れて会社へ持ち込んでいるのですが、朝のドタバタしているときは準備に集中して、出かける前にできたコーヒーを水筒にそそぐだけで良いので重宝している機能です。
ミル自動洗浄
コーヒーメーカーを使用したときにミルの洗浄を行う機能です。
僕が使用しているカフェばこPROはミルの自動洗浄機能がないので定期的に見るの清掃を行う必要があります。これが結構面倒なので、楽に清潔な状態をキープしたい人には重要な機能です。
各製品の特徴・おすすめポイント
シロカ / SC-6C251 カフェばこPRO
シロカのカフェばこPRO(SC-6C251)は、僕が実際に使用している製品です。こちらで細かなレビューをしています。カフェばこPROの違いについても紹介しています。
豆と水の自動計測ができるのは今回の製品の中ではカフェばこPROのみです。一度セットしてしまえば、紙フィルターの交換のみでコーヒーを淹れることができるので、1日に何杯も飲む方におすすめです。
”じかマグ機能”もついています。サーバーを介さずに直接マグカップにコーヒーを抽出することができ、ドリンクバーのように使用できて洗い物も減らせます。
僕が実際に使用しているコーヒーメーカーで、比較の基準にしたので当然と言えば当然なのですが、比較表ではほとんどの機能を網羅しています。
ただ、ミルの自動洗浄がありません。定期的にミルの清掃が必要になるのが気になる点です。
ツインバード / CM-D457B
このコーヒーメーカーの特徴はコラボです。カフェ・バッハの田口護氏が監修しており、金属加工で有名な新潟の燕三条の技術によってプロの味を再現しています。

カフェばこproと比較すると手動で行わないといけない作業が少し多いような印象があります。ただ、”世界一おいしいコーヒーメーカー”というコンセプトのもと、田口護氏と燕三条の技術によって実現されたコーヒーはおいしそうですね。
ツインバードといえば、昔はお手頃な家電を製造するメーカーでした。僕が一人暮らしを始めたときに購入した冷蔵庫もツインバード工業製でした。このコーヒーメーカーは評判が高く、僕の会社のイメージが大きく変わりました。会社のこだわりが伝わってくるコーヒーメーカーです。
パナソニック / NC-A58
このコーヒーメーカーの特徴はコース選択です。コース選択により各工程でお湯の温度を調整したりと、コースを選択するだけでお好みのコーヒーを入れることができます。細かな調整がいらないので、シンプルに飲みたいコーヒーを選ぶことができます。
ミルの自動洗浄機能もついています。使用するたびにミルを自動洗浄してくれます。
僕が使用しているカフェばこPROは自動洗浄機能がついていないので、定期的に見るの掃除が必要になるのですが、ミルを取り外して清掃するのは煩わしく感じます。
今回はシロカのカフェばこPROと比較していますが、価格帯としてはエントリーモデルのカフェばこに並ぶ商品です。この価格帯でミルの自動洗浄があるのは良いポイントです。
価格が魅力的ですが、こちらの商品を選ぶ際はカフェばこもチェックしてみてください。

カフェばこproだと、豆の挽き方は無段階で、コーヒー豆の量は5段階あり、お湯の温度も2種類あるので、ユーザーがすべて調整していく必要があります。このコーヒーメーカーはコース選択と豆の挽き方によって6種類の味を選べるので、シンプルさを求める人にはお勧めです。価格もお手頃なのもうれしい点です。
コースによって細かく抽出温度を制御しており、大手家電メーカーの技術力を感じます。
象印 / EC-SA40 珈琲通
高温抽出にこだわったコーヒーメーカー(珈琲通)です。お湯が通るパイプをあらかじめ加熱しておき、2度の加熱によって高温抽出を実現しています。珈琲通は抽出温度の設定ができませんが、高温抽出にこだわっているからの仕様ではないでしょうか。
この製品もカフェばこproと同様にマグカップに直接抽出することができ、より手軽にコーヒーを楽しむことができます。
基本的にコーヒーメーカーのタンクは衛生面から水道水を使用することが推奨されています。珈琲通はカルキを除去する機能がついているので、水道水の雑味が除かれたコーヒーを飲むことができます。
ミルの自動洗浄機能がついているので、こちらも清潔に使用することができます。

ミルの自動洗浄機能が付いており、丸洗いもできるので衛生面が気になる方にはお勧めのコーヒーメーカーです。値段もお手頃です。
ポットや炊飯器などの加熱する家電に強みのあるメーカーのこだわりを感じます。
メリタ / AFG622 アロマフレッシュ
このコーヒーメーカーはカフェばこproと似た性能を持っており、価格帯も同じくらいです。ミルが違うので好みで選択すると良いと思います。
これまでは日本企業のコーヒーメーカーについて紹介しましたが、メリタはドイツのコーヒー機器メーカーです。「ペーパードリップシステム」を考案した企業でもあり、業界のパイオニアともいえます。

コーヒー機器メーカーが開発した家庭向けの全自動コーヒーメーカーは気になりますね。
まとめ
全自動のコーヒーメーカーについてご紹介いたしました。気になるコーヒーメーカーは見つかりましたか?各社の特徴を踏まえて直感的にまとめてみました。
- シロカ → 自動計測機能で手軽にこだわりのコーヒーを!
- ツインバード → 匠のこだわりと地域の技術力で名店の味わいを!
- パナソニック → コースごとの緻密な温度制御で気分に合わせたコーヒーを!
- 象印 → 安定した高温抽出と機器の徹底洗浄!
- メリタ →ドイツの老舗メーカーこだわりのコーヒーを!
どれも各メーカーごとにこだわりが強く感じられる製品ですので、お好みに合ったコーヒーメーカーで手軽にコーヒーライフを過ごしてください。
焙煎機があると手軽に焙煎を行えますよ!
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