冬になると空気が乾燥するので、インフルエンザなどの感染症が流行したり、肌が乾燥したりと困っている方もいるのではないでしょうか。
部屋の乾燥対策はいろいろとありますが、ひとつの方法として加湿器を使用することで部屋の湿度を上げることができます。
今回はTroston製の加湿器RR-H940について紹介します。
RR-H940は2024年モデルですが、2025年モデルの購入を検討中の方にも参考になるような記事になっています。
この加湿器は、310 mL/hほどの加湿量があり、8帖ほどの部屋でも十分加湿されていると感じています。
一方で、タンクを取り外して給水する際に、タンクの形状が不安定なので、水を満水まで入れようとすると倒れてしまう点が気になります。
↓2025年度モデルはこちら↓
Troston製加湿器の主な仕様
外観はこんな感じです。

主な仕様を表にまとめます。
| 項目 | 仕様(カタログ値) | 実測値 |
|---|---|---|
| 種類 | ハイブリッド式 | 超音波式+加熱式 |
| 加湿量 | ヒーターOFF:300 mL ヒーターON:550 mL | ヒーターON:310 mL |
| 加湿レベル | 3段階※ | ― |
| 動作電圧 | AC100 V~240 V | ― |
| 消費電力 | ヒーターOFF:25 W ヒーターON:235 W | ― |
| 寸法 | 227×202×320 mm | ― |
| タンク容量 | 5 L | ― |
| 質量 | 2.36 kg | ― |
※2025年モデルは6段階に改良
加湿器の種類について解説した記事を書いているので、興味がある方はのぞいてみてください。
Troston製加湿器の加湿量
取扱説明書では最大の加湿量が 550m L/hとなっていますが、実際に計測した結果は 310 mL/hでした。この結果は環境によって変わります。
カタログ値よりも少ない加湿量になった原因として、ヒーターによって水が加熱されるのに時間がかかってしまったことが考えられます。
運転を開始してしばらくしてから計測することができれば、加湿量が改善する可能性があります。
加湿量最大で加熱したときは下記の写真のような感じです。

加湿量は下記の方法で計測しています。
- 噴霧量を3段階の最大にし、加熱ミストをONにした状態で1時間運転。
- 運転の前後でタンク内の水がどれだけ減るかを”はかり”で計測。
- 1gを1mLとして換算。
- 給水はタンク内の水がなくなり、自動で電源が切れたタイミングで行った。
※実測した加湿量は環境などによって結果が異なることがあります。
計測した加湿量を基に表計算ソフトを使用して簡易的に机上計算をしました。素人計算なので、あくまで参考としてご覧ください。
机上計算は下記の仮定をして1分刻みで行いました。
- 加湿能力が高い除湿機のため、12帖、18帖、24帖と比較的広い部屋を対象とした。
- 我が家の使用環境である8帖についても計算した。
- 天井高さは2.5 mとする。
- 1分あたり5.1 mLの加湿能力がある。
- 換気によって加湿した総量の0.85%が1分で失われる。
- 室温は26℃とする。
加湿器から発生した水分がすべて気化して湿度に影響するものとします。実際には室温や湿度によって十分に気化せずに、計算値を下回る可能性があることに注意してください。
計算結果をグラフにしたものがこちらです。

計算結果では8帖の部屋で約20%の加湿となり十分な加湿能力があることがわかります。12帖で約10%の加湿となり、それよりも広いと10%を下回ります。
Troston製加湿器の給水方法
給水は上のふたを開けて給水する方法と、本体部分を外してタンクに直接給水する方法があります。

上のふたを開けて給水する方法だと、ふたを開けるだけなので気軽に給水をすることができます。

タンクに直接給水する方法だと、洗面所などで直接給水できるのですが、タンクの形状により自立させると不安定です。
水を満水まで入れようとすると倒れてしまうので、手で押さえるなどの工夫をしながら使用する必要があります。
以前使用していた加湿器はタンクが安定していたのでこの点は不便に感じています。
Troston製加湿器を実際に使用したレビュー
加熱ミストについて
この加湿器は超音波式と加熱式が組み合わさったハイブリッド式です。
加熱ボタンを押すとしばらくして沸騰する音が聞こえます。少量ずつ沸騰させており、使用を続けていると定期的に沸騰しているような音がします。
煮沸殺菌ができているので衛生的に安心して使用することができます。
湿度制御について

湿度設定できるので、設定すると自動で噴出をON/OFFしてくれます。
噴出量も自動でコントロールしており、適切なレベルに調整してくれます。
湿度計は本体と別にあり、コードについています。
電源OFF機能
タンク内の水がすべて無くなったときに電源はOFFになるので、加熱ミストを使用していても最後まで安心して使用できます。
製造会社
Trostonの正確な情報は得られなかったのですが、中国のメーカーのブランドのようです。
取扱説明書の文章や製品に記載されている文字は特に違和感がありません。また、2024年に購入した製品ですが、壊れることなく使用し続けることができています。
2025年にも新製品を出していることから、継続して活動している企業です。
中国のメーカーで不安に感じる方もいるかもしれませんが、僕の感覚では問題なく使用できています。
日本のメーカーにこだわりがある方は別の製品をおすすめします。
おわりに
最後までお読みいただきありがとうございます。
Troston製の加湿器について紹介しました。
沸騰するまでしっかり加熱するので、加熱殺菌できる超音波式の加湿器をお探しの方にはおすすめな加湿器です。
僕のレビューがみなさんの参考になればうれしいです。
↓2025年度モデルはこちら↓
ひとまわり大きな加湿器についてこちらで紹介しています。





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