気持ちを奮い立たせたいときは情熱的なメタルの曲を聴いてみてください。アドレナリンがあふれ出ること間違いなしです。10年以上メタルを聴き続けて生きた僕が、気持ちを奮い立たせるメタルの曲を5曲紹介します。何かに挑戦するときなどに聞いてみてください。
※リンクしている動画は各アーティストのYouTubeの公式チャンネルから引用しています。誤りがありましたらご連絡ください。
Ozzy Osbourne / Crazy Train
この動画のYouTubeチャンネル:Ozzy Osbourne
社会のルールに縛られているときに”このままでいいのか”と思うことはないでしょうか。自らの力で道を切り開いて、敷かれたレールから外れるときに聴いてほしい曲です。
Vo.のオジー・オズボーン自身も敷かれたレールを進むような人物ではありません。自らの働きかけによりメタルでは唯一無二のブラックサバスを結成しています。また、破天荒な性格でコウモリをパフォーマンス中に食べたこともあります。
クレイジートレインはオジーが、メタルを作り上げたバンドのひとつとして有名なブラックサバス脱退後に発表した曲です。
この世界のことを列車に見立てており、ルール化された世界から脱却するような曲です。学校、会社、ママ友など、ルール化された社会を変えたいときにピッタリではないでしょうか。ルールに従うのではなく、変えていくことや自分に合った社会に移動することもときには必要ではないでしょうか。
Gt.はランディ・ローズです。電車の走行音のようにリズミカルなリフはカラッとしていてかっこよく、耳にも残ります。ギターソロも秀逸で、タッピングと組み合わさったギターソロはメロディックできれいです。メタルでは有名なギターソロの1つです。
この動画に映っているのがランディです。ランディはオジーから慕われていましたが、事故によって亡くなってしまいます。クレイジートレインはランディの代表作のひとつなので、そのような思いが込められている動画かと思います。
黒地に白色の水玉模様が描かれているV型のギターがランディを象徴しています。
Sabaton / Shiroyama
この動画のYouTubeチャンネル: Nuclear Blast Records
自分より偏差値の高い志望校への受験、憧れの大企業への就職活動、ライバルが多いイケメンへの告白など人生には劣勢でも戦わないといけないときがあります。
サバトンの音楽はミリタリーメタルとも呼ばれ、戦争にまつわる曲が多くあります。個人的にはヒーロー戦隊のような曲だと思います。メタルにしては聴きやすく、明るく元気な曲という感じです。意外と子供が聴いても気に入るかもしれません。
”Shiroyama”は鹿児島県にある城山のことであり、薩摩藩と政府軍が戦った城山の戦いの曲です。薩摩藩は西郷隆盛を対象として、明治政府への不満を持った士族を率いて明治政府軍とたたかいます。序盤は健闘したものの、最期には鹿児島の城山に立てこもり壊滅します。
この曲は、劣勢に立たされた薩摩軍が武士の誇りをもって最後まで戦う曲です。
薩摩藩は敗北してしまいますが、この曲を聴いて最後まで粘り強く挑戦し、勝利が訪れることを願っています。敗北を恐れて挑まないことが敗北です。
Iron Maiden / Aces High
この動画のYouTubeチャンネル:Iron Maiden
スポーツの大会、会社のプレゼンなど、競い合ったり自分をアピールするために戦わなければならない場面があります。そんな時に聴いてほしい曲です。
アイアン・メイデンはNWOBHMの代表的なバンドです。NWOBHMは1980年代にイギリスでブームになったメタルです。メロディックな曲が多く、3人のギタリストが織りなす音色は圧巻です。ベースもメロディックで迫力があります。
この曲は先ほどの”Shiroyama”と同じく戦争を題材にした曲です。第二次世界大戦でドイツとたたかったイギリス空軍になりきれる曲です。
イントロでは、ゆったりとしたメロディーから始まり、急にスピードが上がります。まるで、戦闘機が滑走路で急加速して飛び立っていくかのようです。中心メンバーであるスティーブ・ハリスのベースのリズムが心地よく気持ちが高ぶります。
Arch Enemy / The Eagle Flies Alone
この動画のYouTubeチャンネル:Century Media Records
日本は協調性のある社会といわれますが、一人で立ち向かわないといけない場面があります。そんなときに聴いてほしい曲です
アーチ・エネミーはメロディックデスメタルのバンドです。スウェーデンのバンドですが、日本での人気が高く、解散を考えたときにも日本のファンの熱意によって解散を免れたという話もあります。日本語でCDを探す際にはアーク・エネミーとなっていることに注意してください。
”the eagles fly alone”は英語の言い回しで、鷲は単独で飛ぶことが多いため、他人に依存せずに自分の道を進むというような意味があるそうです。この曲は、社会に抗い、自分の力を信じて自分の道を進んでいくという内容になっています。
アーチ・エネミーの曲としては比較的スローテンポな曲で、スローテンポであるがゆえに力強さを感じます。ギターソロに入る前のVo.アリッサ・ホワイトの”alone”がかっこよく、心が奮い立ちます。
LOUDNESS / SOLDIER OF FORTUNE
この動画のYouTubeチャンネル:LOUDNESSofficial
夢に向かって頑張っているときに聴いてほしい曲です。
ラウドネスは日本のバンドです。おそらく、日本のメタルバンドとしては世界で最も有名なメタルバンドではないかと思います。
”Soldier of fortune”とは傭兵という意味なのですが、自らの運命を切り開くという意味があるようです。ラウドネスは風雲児と表現しています。
曲の始まりから終わりまで迫力満点の演奏が続きます。Gt.高崎晃のオーバーライトハンドと呼ばれる奏法によるギターソロも印象的です。メタルを聴いてない人であれば、奏でられるメロディーや演奏方法に衝撃を受けるのではないでしょうか。
ラウドネスはボーカルが何回か変わっています。動画は二井原実がボーカルをしています。僕は初めて聴いたのがこのバージョンだったので、こちらのほうがしっくりきますが、古参の方はマイク・ヴェセーラの方が良いという方が多いかもしれません。
まとめ
最後まで読んでいただきありがとうございます。
メタルはエネルギー溢れる音楽です。何かに挑戦するときにはメタルを聴いてみてください。何か挑戦される方は挑戦が成功することを祈っています。
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